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宗教法人マラヤについて書いたら地下室Timesで石左賞もらった

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好きな人は大好きで、嫌いな人は死ぬほど嫌いな音楽ウェブマガジン地下室TimesMUSIC REVIEW AWARDなるものが開催されました。読者から文章を募集して、一番良かったやつに1万円やる、お題はなんでもOKという結構ザックリなコンテスト。

 

ワイ「ほお~。地下室Times好きやし、どうせ何か音楽について書きたかったからいっちょ応募してみっか」

と、これまたザックリな感じで「相対性理論-社会性+不謹慎=宗教法人マラヤという公式」という怪文書を応募してみたらメインライターの石左さんが選ぶ「石左賞」をいただきました。1万円はもらえません。多分何ももらえません。でも経験の面で得るものは多かったので、今回のことについて振り返っときます。

 題材を宗教法人マラヤという地下アイドルにした理由

コンテストの応募要項にはお題の例として

①Hi-STANDARDのANOTHER STARTING LINEついて
②米津玄師のLOSERのMVについて
③Pharrell WilliamsのHAPPYについて
④ライブを見に行くにあたって、よく思うこと

なんかが挙げられていまして、まずこの4つは書かないと決めました。競争が激しいから。僕なんかより文章が上手かったり、深い知識を持ってる人と真っ向勝負する気は全くありませんでした。

(つっても「ハイスタの新譜聴いたら鬱が治った」って文章を書き溜めてたんで、これで応募しようかなとも思ったけどこれから2ヶ月くらい経ったけどその間まともに文章書けない状態で全然治ってないから応募しなくてよかった)

 

で、いくつかお題の候補を考えました。自分の特に好きなバンド、バンプとかグレイプバイン、洋楽だとザ・ミュージックとかオアシスとかについて書いても地下室Times的に面白いものを書くのは結構大変そうだなと思ったんで、もっとサイトにとってメインストリームじゃない、ズレたところを選ぼうと思いました。

最終的に候補にしたのが宗教法人マラヤと、シンガーソングライターのみゆはん。みゆはんに関しては「(マーケティングの)天才シンガーソングライター、みゆはん」ってタイトルまで考えたんですけど、地下アイドルとシンガーソングライターだったら地下アイドルの方がフックになるかなっていうのと、マラヤの破天荒キャラが地下室Timesでウケるかなと判断して決定しました。

あと、もし受賞したら地下室Timesという月間250万PVある媒体で紹介されるわけで、どっちを積極的に応援したいかなと考えたときに、GReeeeNの事務所に所属してるみゆはんより多分自主に近い形で活動してるマラヤが売れた方が世の中狂っていって楽しいなと思ったのもあります。

でもみゆはんに関してもそのうち書きます。多分。

 

仏像殺人事件

仏像殺人事件

  • 宗教法人マラヤ
  • J-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 

「相対性理論-社会性+不謹慎=宗教法人マラヤという公式」の執筆プロセス

まずタイトルを考えました。そのまま記事として出ることを想定してたので、大体30文字で目を引くものにしなければいけません。

 

www.youtube.com

 

マラヤの楽曲を始めて聴いたとき、思い浮かべたのが相対性理論でした。音はぜんぜん違うんだけどね。だるそ~に歌ってる感じが、まあ重ねて見てもいいんじゃないかってレベルだと。

「相対性理論」「宗教法人マラヤ」という2つのワードを入れることは決定。「地下アイドル」は入れようか迷ったけど、相対性理論とマラヤを比較するワードに文字数をつぎ込むべきだと考え、「-社会性+不謹慎=」という算数形式をひねり出しました。地下室Timesでも「Nirvana × 邦楽ロック = The Predators」みたいな記事ありますし。

 

相対性理論自体が社会性ほぼないバンドなのでどうしたもんかなと思いましたが、インパクト重視で押し通し。本文中でそこ触れるべきでしたね。「相対性理論の乏しい社会性をさらに削ぎ落とすとこうなるという悪しき例」くらい書けばよかった。

 

本文は、売れないバンドマンだった自分の相対性理論に対する愛憎から始まり、ひたすらにマラヤの異常さを紹介する内容になっています。そんで石左さんにはあっさり見透かされてるけど、地下室Timesの文法や用語をバシバシ取り入れ。

ちょっと寄せすぎたかな~と思いつつ、寄せないならここで書けばいいわけですよ。100%自分勝手に。寄せて面白くなったり良くなるかはともかく、自分にとって新しいものが生まれたり得られるかもしれないんだからキッチリ寄せとこうと考えました。

 

あとは実際サイトにアップされるときのことを考えて、サウンドクラウドとYouTubeを散りばめたり、改行をブログっぽいものにしたり、一人称の統一やら細々した校閲を行い投稿。

 

ぽわ

ぽわ

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狙いは当たったし、結果的に最優秀賞よりもおいしかったかもしれない

石左さんの講評で題材とタイトルをお褒めいただき、まんまと1番上に掲載されました。フハハ。「こいつ変だ」って思ってもらったのもよかったですね。でも本当の僕は全然変じゃないです。フハハ。

 

掲載されている自分以外の応募文章66本全部読みましたけど、応募要項が2000字~5000字程度なので相当なボリュームがあるわけです。僕はこのコンテストについていろいろと分析したいっていうモチベーションがあるから読めましたけど、普通の読者は多分最初の数本+最優秀賞で離脱すると思います。下手したら最初の1本=僕の文章だけで離脱する。

そう考えると、もしかしたら最優秀賞を受賞したよりもマラヤのことが地下室Timesの読者に広まったかもしれませんよね。いやマラヤが売れても僕は何も得しないわけですけど、メンバーや作曲のニンドリさんもツイッターでリアクションくれたし、彼女たちが売れた方が嬉しいですし、売れたら「ワシが育てた」って言えますし。

 

しかし、本当米津玄師とかについて書かなくてよかったです。こんだけライバルいたら絶対勝てねえ。アイドルってくくりではAKBとBiSHについての文章がありましたけど、他にもハロプロ、でんぱ組、ももクロ、BABYMETAL、BiSあたりはありそうだなと思ってました。

もしかしたらPassCodeとかぺろりん先生、です。ラビッツとかについても誰かスキマ狙って題材にしそうだなとも。地下アイドルのくくりであんまり被ると怖いな~って思ってたのでなんとかなってよかった。なんだかんだ地下アイドル界隈のことガチで詳しいわけじゃないんで、真っ向勝負はできまへん。

 

僕は今後も宗教法人マラヤを応援していきます

今回こういう機会をいただけたっていうのは僕にとって貴重でしたし、地下室Timesにもマラヤにも感謝です。ちょうどこのタイミングでBAYCAMP201701への出演も発表され、会場を恐怖のどん底に突き落として欲しいなと期待しています。

 

しかし「マラヤ」って、ウクライナの犬に育てられた女性の名前なんだな。そこから取った名前なのかはわかんないけど、野生児っぷりはピッタリだ。売れろ!

 

 

あと、コンテスト結果発表告知の数時間前にツイッターで石左さんからフォローバックされたので、何らかの賞をもらえたことは感づいてました。ドキドキしながら発表を待ってる気持ちは乙女のようでした。

 

GET UP!解脱

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